食事
ほぼ彼氏がきれる事がなくいた私ですが、相手の家族に会うまで仲良くなれた人は長い事いませんでした。
今の彼氏は私の一人暮らしの家に彼が住みはじめ、彼の携帯によく、彼の両親から連絡がきていました。
「今日は帰ってくるの?」とか、
「ごはんは?」等でした。
それから、たまに仕事の帰りに用事がある時など、彼の家により、私はマンションの下で車内で待って、また、一緒に私の家へ帰っていました。

ある時、私のベルトが壊れて困っていると、彼がまた実家に帰った時に、お古だけどと、彼のお母さんの使っていたベルトをくれました。なんか、自分のお母さんからもらったみたいで、その日から毎日つけていました。そういう日々が数ケ月続き、12月に入りました。
「正月は帰ってくるの?」
「いつからいつまで、仕事休みなの?」等と、連絡がきて、年があけて、また連絡がきた日、
「明日は家族揃うから、用事がないなら、帰ってこないか?彼女も連れておいで」と。

そうです、彼の両親は言わずとも、彼女ができて帰ってこなくなった事をわかっていたのです。
『どうする?行く?』と、聞かれ、「久しぶりの家族勢揃いなら帰ってきたら?」と、言うと『1人なら帰らない、一緒なら帰る』と言われ、結局私は一緒に行く事にしました。彼氏の家族にあうなんて、数年ぶりだった為、服やメイクなど、とても迷いました。

そして当日、初めてのご対面です。なんか、照れ臭かったですが、「はじめまして、何何です。宜しくお願いします」と。『まぁ、堅苦しいことはいいから、2人とも座りなさい、ちょうど食べようと思ってたんだ』と、おせちや鍋を囲み、彼の両親とお兄さんと、その奥さんと子供2人です。彼の両親は、とても気さくに話してくれ、その日にライン交換しました。

それからは、彼より私に連絡がくる様になり、しょっちゅう遊びにいっていました。行く時は、私はいつも手土産を持って行くのですが、ある日、和菓子をもって行った時、彼のお父さんが、「僕はこしあんより、つぶあんがすきなんだ、覚えときなさい」等と、なんか、心のあたたまる感じの言葉。彼のお母さんは、とても理解力があるいつも笑顔で愚痴をはかない方で、お母さん1人の時は、ほとんど行っていました。本当のお母さんみたいに、仲良くしてくれました。

それから、また、月日が流れ、彼と私は転勤でしばらく、その地を離れなければ行けなくなり、数日前に彼のお兄さんが某人気ホテルのビュッフェを予約してくれ、みんなで行ったり、彼の祖父母の所へ挨拶へ行ったりして、その地を離れる前日、又、彼の両親が「食べたい所をいいなさい、行こう!」と、言う事で、4人で焼肉を食べに行き、しめは鍋になった時に色々話していて、私は泣いてしまいました。

実は、私は父親と仲が悪く若い時に家をでてから他の県、また、他の県とかわっていたので、何年も実家に帰っていなかったし、自営業で倒産してしまい、親の仲も悪くなり、ほぼ、家族で楽しく食事をした事が忘れる位に昔だったのです。思い出したのと、こういうのいいなぁと実感していると、涙がポロポロでてきはじめ、彼のお父さんは、びっくりされ、「どした?何か悪い事、言った?」と、聞かれ、”嬉しくて”と、過去の話をすると、「もう、ほら、じめじめしない。食べよ食べよ、よし、○○(私の名前を呼び捨て)僕のよそってくれ」と、鍋用のお皿を渡され、私は、お皿につぎ、「そんな、いれすぎだよ、おまえ達食べなさい」とか言いながらたべたのですが、鍋をみんなで食べ、お父さんの分をよそうって、本当に家族の一員になれた気がしました。彼とも、彼のご両親とも今でも仲良くさせてもらっています。